北九州地域環境・エネルギー産業ネットワーク

活動趣旨、概要

  財団法人北九州産業学術推進機構では、持続可能な社会の実現や環境の産業化に先駆的に取り組んできた北九州市と緊密に連携し、「環境」を重点分野とする北九州学術研究都市の先端的な技術シーズや知的クラスター創成事業の研究成果を生かして、産学官が自主的かつ有機的につながったネットワークを形成・拡充するとともに、研究会活動・共同研究プロジェクト等を支援することで、次世代環境産業が次々と湧き起こってくるような仕組みづくりを行うため、平成17年度より経済産業省の「広域的新事業支援ネットワーク拠点重点強化事業」の採択を受け、「北九州地域環境・エネルギー産業ネットワーク」構築事業を実施している。

主な活動として、

  • 産(K-RIP会員企業及び拠点構成企業)・学(教員・学生)・官(国、県、市及び産総研、公設試等)によるFace to Faceでの緊密なネットワーク形成・人材育成・新たな環境ビジネス創出のための産学官の交流の場づくり
  • 今後環境ビジネスとして大きな市場が見込まれる戦略的な分野について研究会等を立ち上げ、最先端の技術を活用して事業化に向けた取り組みを推進
  • K-RIP及び他の拠点と共同で合同成果発表会の開催や展示会への出展をすることで、九州全体として環境・エネルギー産業クラスターの成果の積極的PR
  • ホームページ・メール配信を活用した、産学連携事例等のタイムリーな情報提供

などを行うことで、九州地域における環境産業クラスター形成に資する取り組みを推進している。




これまでの実績


  • 環境産業ネットワーク形成委員会をH17~20年度で11回開催及びネットワーク強化勉強会(ひびきのエコものづくりサロン)を14回開催でのべ475名の参加を集める。これらの活動を通じて、新たに拠点NW会員として9機関が加入。
  • 自動車用軽量化高度部材加工技術研究会(H17年度:計5回)、粉体技術を活用したリサイクル研究会(H18、19年度:計5回)、3R技術高度化研究会(H18、20年度に5つのテーマに分けて開催)、環境調和型触媒研究会(H20、21年度:計4回)等、地域の課題に応じて研究会を開催。この中で、自動車用高度部材関連で中小企業ものづくり高度化法特定研究開発等計画に2件の認定を受ける。また、粉体技術分野で「北九州産合馬の竹と廃塗料を用いた光触媒の研究開発」で地域資源活用型研究開発に提案。
  • 次世代環境ビジネス創出に向けた調査・研究につながるテーマ案を企画・検討するため新事業創出支援委員会(H22年度:計3回)を開催。
  • 産学連携フェア(地元開催の展示会)にてPRブース設置(H17~19年度)や次世代環境産業創出セミナー開催(9回開催、のべ677名参加)により、新たな連携の動きが25件、拠点NW会員18機関拡大。
  • エコテクノ(H17~21年度)、エコプロダクツ(H21年度)出展により、ブース来場者のべ2,791名、新たな連携の動き9件、NW会員9機関拡大。
  • メールマガジンのべ231回配信。

財団法人北九州産業学術推進機構
産学連携センター  産学連携部
TEL:093-695-3006

構成機関数  105(H22.3月現在)

http://www.kq-ec.net/

 
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